なかなか行けなかった国立公園「Death Valley」にようやく行ってきた。我が家からはI210→I15→US395→CA178を通って4時間弱で到着。8時すぎに家を出たのでお昼前には公園内に入ることが出来た。といってもこの公園はアメリカ一面積の広い公園。第一目的地の「Scotty's Castle」に到着するまでには1時間以上はかかった。
途中、コヨーテを発見。というか道の真ん中歩いてたら車に引かれちゃうよ~って感じ。
Scotty's Castleはツアーに参加しないと建物の中が見られないのでひとまず参加。風邪引き中の私は咳き込むことが多く、ガイドさんの話を邪魔しないようにするのに必死で話をよく聞けなかったな~。(風邪を抜きにしてもガイドさんの話を全部理解するのは無理だったと思うけど。
その後Scotty's Castleから程近いところにあるUbehebe Craterに立ち寄る。火山の噴火によって出来たものらしい。火口の底まで降りられるらしいが「あり地獄」のようになっていて帰ってくるのが大変だとガイドに書いてあったので断念。
次にSalt Creekへ向かった。ここは園内で唯一(?)流水をみられる場所。短いトレイルがあり水を見ながらのんびりとお散歩といったところ。がこの水、塩水なのだ。Akiと私は水をなめてみた。たしかに塩の味はするけど、海水ほどではない気がした。ここにしかいないというPupfishを探せど、結局見つけることができなかった。後で分かったことだけど、ここの水は海水の5倍の塩分濃度らしい。びっくり。
この日の宿泊は園内のStovepipe WellsにあるMotel。最後にその手前にあるSand Dunesに立ち寄った。道路脇に車を止めてから結構歩かなければならない。もっと奥まで行きたかったけど、手前からながめることにした。Kokiは裸足になりおおはしゃぎ。どうやらWhite Sands NPに行った時のことを思い出したらしい。しばらく砂と戯れた後、宿泊地の裏にあるMosaic Canyonに立ち寄った。人がひとり通れるだけの幅しかないトレイルをずっと登っていく。両側に聳え立つ石はなんと大理石。みんなの通り道になっていることろはピカピカに磨かれていた。
ホテルにチェックインし、レストランで夕食を済ませた後、部屋に戻る途中でふっと思い出した。
JunJunさんのブログに書かれていた星のことを・・・。で、空を見上げるとすご~い!星ってこんなにたくさんあるんだ~ってしばし立ち尽くす。普段オリオン座って比較的はっきり見えるけど、ここではオリオン座の周りにある無数の星たちが良く見えてオリオン座が霞んでしまう。ものすごい。夜遅くにもう一度見ようと外に出てみたけど、お月様が明るすぎて星は見えなくなっていた。残念!
翌朝、Zabriskie Pointに向かう。ビューポイントに立った瞬間、この景色見たことある~って感じ。とっても有名な場所。この山ひだ、どうやって出来たの?自然の力で作り出された芸術に驚くばかり。
次はDantes Viewへ。標高1669Mの展望台はかなり寒い。下界とは10度以上の差がある。Death Valleyが一望でき、すぐ下にはBad Waterが見えて絶景。あまりの寒さに退散
その次に訪れた場所はDevil's Golf Course。ここもすごい。土と塩が混じって岩みたいな塊を作っている。歩くのもかなり大変。きれいそうな塩の塊を食べてみた。紛れもなく純度100%の塩だった。
次はBad Waterへ移動。ここは園内最低地点で海抜-85.2m。西半球最低地点らしい。
一面塩に覆われた湖(もちろん、水はない)を数百メートルほど歩くとさらに真っ白な塩で覆われたところにたどり着く。サングラスがないと照り返しがきつくてつらいかも。ここでKokiは塩を食べまくる。何日分の塩分量を摂ったの?と聞きたくなるほどだった。もちろんその後水をがぶ飲みしたのは言うまでもない。
Furnace Creekへ戻る途中、Artists Paletteへ立ち寄る。崖がいろんな色をしている。緑とか紫とか色鮮やかだ。ここも崖の間を歩けるようになっていてしばらく歩いた。色鮮やかな部分は結構もろくて触ると崩れてくる。うわ~危ない。
Death Valleyの見どころを制覇し、Furnace Creekのピクニックエリアでランチタイム。
Visitor Centerへ立ち寄りスタンプを押して、恒例となっているマグネットを購入。ここでラスベガスへの道を尋ねるとルートが示された地図をくれた。4通りのルートの中から我が家が選んだのは短時間コース。約2時間でラスベガスへ行けるとの事。
さて、そろそろDeath Valleyともお別れ。見どころもたくさんあり、それぞれが全く異なった感動を与えてくれた。行く価値ありありの国立公園だと思う。