先日同級生のTaka氏とTorranceに行ってきた。Torranceは日本人が多く住む町で、トヨタや日産、ボーイングの工場などがあり、結構賑やかなところである。目的は、U.S.CPA(米国公認会計士)の予備校
Anjo Internationalの事務所で試験の概要について色々とお話をお伺いすることである。
MBAはビジネスのProfessional Schoolであるが、ビジネスといっても、カバーする範囲はかなり広いわけで、例えばFinance majorとはいっても、深く掘り下げるには限界がある。ビジネスで何か一つ得意分野を作りたいと思った時に、U.S.CPAが選択肢に入るのはMBA学生にとっては「ありうる」話である。実際、Drucker SchoolにもU.S.CPAを持っている人は何人かいる。
アメリカは日本以上に学歴社会で、試験を受けるために必要な条件がかなり厳しく、私の場合も受験資格を満たしていない。受験資格(州によって異なる)は、アングラでの150単位(日本の単位ではおよそ180単位)に加え、必要な会計単位数、ビジネス単位数が決められている。MBAなので、ビジネス単位は問題ないが、会計単位数をクリアできないのである。そこで予備校が必要になるわけだが、授業料は、「100万円のところ、20万円お安くなって80万円!」みたいなレベルである。
MBA学生の場合、働いている時よりは自由になる時間が多いこと、英語にそれほど問題がない(Listening、Speakingはない)こと、試験制度が変わって会計だけではなく、ビジネス(ファイナンスや経営情報システム)が範囲として組み込まれたことから、MBA学生にとっては有利(by Taka氏)、と条件的にはいくぶん有利である。U.S.CPAほどの大型資格になると日本に帰って仕事をしながら取るのはほとんど不可能にも思える。
が、色々お話をお伺いすると、思っていたほど甘くはなさそうである。教科書は軽く20、30冊を超える分量で、少しテンションが下がって帰ってきた。まずは、挑戦するかどうか、それが問題だ。